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宗教論〈電子書籍版〉
宗教論〈電子書籍版〉
―幻想の未来―

2024/05/17 発売
日本教文社刊

シリーズフロイド選集 (8)
ISBN9784531075089
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商品の説明

歴史的カトリック教を俎上にのせ、現代人の不安強迫を分析、全ヨーロッパに非難をまきおこしたフロイド学独自の論断。とくに“人間モーセと一神教”は、独創的な研究として有名。(〈電子書籍版〉には、〈オンデマンド版〉に含まれる「月報」は含まれていません。)

商品の目次

幻想の未来
人間モーセと一神教
 人間モーセと一神教
 モーセとその民および一神教

何故の戦争か

あとがき
改訂版あとがき
再改訂に当って
索引

原書タイトル
 Die Zukunft einer Illusion
 Der Mann Moses und die monotheistische Religion
 Warum Krieg?

原書見出し
 Die Zukunft einer Illusion.(1927)
 Der Mann Moses und die monotheistische Religion.(1939)
 Warum Krieg?(1932)

著者プロフィール
フロイド,S.(ジグムンド) (1856年5月6日 - 1939年9月23日)フロイト,S.(ジグムンド)とも表記される。精神分析学の創始者。20世紀が生んだ重要な人物の一人である。モラビアに生まれ、ウィーン大学で医学を学び、臨床医になる。はじめヒステリー治療の研究を行なっていたが、1900年に無意識(本人が知らない隠れた心理)の過程がわれわれの考えや行動を決定すると論じた『夢判断』を発表する。これを契機にフロイトの名声が高まり、以後40年間著作物をつぎつぎに発表する。そのなかで第一次大戦後ごろから生命には生体を無機状態にする欲動、つまり「死の欲動」があるのではないかと思索しはじめ、『快感原則の彼岸』を発表。1923年にガンと診断され、以後自分の死と闘いつつ、1938年にナチスから逃れるためイギリスに亡命。1939年に死去。その最後の10年間の内界がうかがえる第一級資料として『フロイト最後の日記 1929〜1939』(日本教文社)がある。
1902年から死の前年までウィーン大学神経病教授をつとめる。精神分析学、深層心理学、精神療法の理論的体型の基礎を築いた。無意識の世界、エゴ、リビドー、夢分析、エディプス・コンプレックスなどの概念・手法を創出し、その後の心理学・精神医学のみならず、政治、経済、教育、芸術など多方面にも大きな影響を及ぼす。『夢判断』(1900)『精神分析入門』(1920)は彼の代表作である。著作は『フロイド選集』(全17巻,書籍版〈4巻のみ〉またはオンデマンド版〈全巻〉、日本教文社)『フロイト著作集』(全 11巻,人文書院)等がある。
吉田正己 大正10年生まれ。昭和22年東京帝国大学文学部ドイツ文学科卒。NHKテレビ「ドイツ語講座」を受け持った事もある。昭和52年没。共著に『ドイツ文学史』、訳書にムージル『若きテルレスの惑い』、シラー『たくみと恋』ほか、『フロイド選集6 文化論』などがある。
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