地球のいのちを感じて暮らす、森からのエッセイ。
地球が誕生して46億年。私たち人間は、全てのいのちと共にどう生きるべきか。森で暮らす著者が、自然と調和した日々の生活の喜びを語ります。
46億年にもおよぶ地球史の中で、私たち人間が生まれたのはつい20万年前のこと。しかし人間は、資源の浪費や環境破壊、二酸化炭素の排出による地球温暖化などによって、この星に生きる全ての生き物だけでなく、人類そのものの生存をも脅かしています。八ヶ岳南麓の森で暮らす著者は、四季おりおりの自然との触れ合いの中で、ノーミート、地産地消・旬産旬消の食を味わい、食べ物や日用品を自ら手作りすることの喜びを語ります。自然そして地球の全てのいのちと調和した、これからの新しい文明の基礎となる生き方を綴ったエッセイ。付属のしおりは、読者がイラストを基にオリジナルの紙刺繍づくりができるように工夫されています。オールカラーで大きな活字、全ての漢字にルビが振られた読みやすい一冊です。(『白鳩』誌2013年10月号〜2018年11月号に掲載されたエッセイから31編、機関誌『生長の家』2018年6月号に掲載された講演録1編を収録)
「一見、いのちあふれる“楽園”のような地球ですが、その地球で生かされていることの本当の価値を多くの人が、忘れてしまっているのではないでしょうか。この本から、人間が他の生物や環境からいかに多く与えられ、生かされているかを思い出し、あるいは理解していただければと願います。そして日々の生活の中で、自分中心ではなく、世界の人と地球のすべての生き物、自然環境にも心を寄せて、楽しく生きがいに満ちた人生を歩まれる一助となれば、幸いです。(「はじめに」より)
※紙刺繍ができるオリジナルしおり付き
はじめに
第1章 分かち合いの社会
第2章 何処を向くのか?
第3章 毎日がラッキー
第4章 神からのメッセージ
第5章 自然はいつも新鮮
第6章 【講演録】“新しい文明”の基礎を築くために