商品の説明
あなたの顔は「生命の記憶」。日常の習慣が免疫と進化に与える影響を徹底分析する。
顔は、その人の「生まれ」から職業、生活様式、性格、品格、思想に至るまで、あらゆる「人となり」を映し出す「生命の記憶」が刻まれた複合臓器である。顔の筋肉(咀嚼筋や表情筋)は鰓器由来の内臓筋であり、感情(喜怒哀楽)を表現する効果器官へと変容しました。本書は、口の習慣(片側噛み、口呼吸など)が顔の変形や姿勢、さらにはアレルギーや自己免疫疾患といった「免疫疾患」へと繋がる「ど忘れ医学・生物学」の盲点を鋭く指摘します。「細胞レベルの消化」という新しい免疫概念に基づき、顔の健康が全身の生命活動の総体であることを明らかにし、現代社会に警鐘を鳴らす一冊です。
商品の目次
序論
第1部 顔の誕生
1)顔の起源を訪ねて――脊椎動物5億年の変遷
2)顔と口の医学
3)生物学の黎明期
第2部 進化論から進化学へ
1)形態変容の法則性
2)骨の研究
3)進化学という探究
4)科学イデオロギーとの闘い
第3部 生命記憶
1)5億年前の形状
2)生命記憶
3)脊椎動物の進化様式
第4部 生命現象のシンプル・セオリー
1)免疫システムの成立
2)免疫系の新しい概念
3)生体反応のシンプル・セオリー
4)日常の中の免疫
あとがき
参考文献
著者プロフィール
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