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炎の声 土の声
炎の声 土の声
神崎 紫峰 (著) , 駒澤晃 (写真)

2019/09/04 発売
日本教文社刊

ISBN9784531070077
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商品の説明

桃山時代以前の幻の名陶、古信楽・古伊賀の美を自然釉によって遂に再現した、現代における名工の感動に溢れた生の軌跡。

苦闘の末に信楽・伊賀焼に自然釉の美を再現した投稿の自叙伝。美の極致を求めて妥協を許さぬ徹底した陶芸への生き様は爽やかな感動をもって読者の心に迫るだろう。

[本文より]命を窯に預け、窯と一つになったとき、私は確かに窯の声を聞いた。炎の声を、土の声を聞いた。窯にはさまざまな顔がある。その顔と声が窯の中の状況をつぶさに語る。──この時以来、私は窯焚きの失敗を知らない。それは、私が窯焚きをしているのではなく、窯の意に添うよう、私が窯の手助けをしているだけだから。

著者プロフィール
神崎 紫峰 昭和17年滋賀県信楽町に生まれる。昭和40年関西大学法学部卒業。法曹界を目指すかたわらセールスに。その後陶工に転向。信楽幻窯を興す。信楽の山中で苦闘の末に,桃山時代以前の幻の名陶,古信楽・古伊賀の再現に成功した。三越本店,伊勢丹,松屋(現地展)等,大手デパートで個展を多数開催。西ドイツにも進出し好評を博す。また、アメリカ・ペンシルべニア・ブルームスバーグ大学のカール・ビーマー教授とパソコン通信が縁でその後、陶工仲間として親交を深めた。パソコン通信(琵琶COM─NET)も主宰した。平成30年2月8日没。
駒澤晃 昭和15年長野県戸隠生まれ。昭和41年二科展入選、昭和42年フリー、昭和43年日本写真家協会会員。昭和 51年文藝春秋特派員として一年間渡米。銀座・横浜・大阪・札幌等で個展多数。写真集『風車まわれ―水子地蔵に祈る』(春秋社刊)、『佛姿写伝―鎌倉』(神奈川新聞社刊)、『市原悦子 現と遊び』(大阪書籍)、『一佛一会』『湖北妙音』(日本教文社刊)等の写真集がある。
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