真理の表現に感動し若返る——
宗教的に極めて深い聖句に満ちた、
365章シリーズ中でも圧巻の書
生長の家の創始者である著者自身が、「天界からのインスピレーションを最も受け易い状態」になっている時に書かれたと「はしがき」に述べているように、深い真理に貫かれた“霊的”な書物。
著者自身も再読して、「真理の表現に感動し」「若返った感じがする」と述べているほどで、365章シリーズの中でも、人間智を超えた智慧に導かれ綴られた一冊です。
365章のどれもが短い文章にまとめられていて、1日1章ずつ、あるいは自分のかかえる問題にあったタイトルを探して読んでください。また、ぱっと開いた所にあなたのかかえている問題を解決するヒントがあるかもしれません。本書の一説を抜粋してみましょう。
「人を愛せよ、人に深切を尽くせよ、何事もみな神の賜物であると思って感謝せよ。愛と深切と感謝とで自分の心を満たすとき、神は愛であり、深切であり、あらゆる善きものを、“神の子”に与えようと待ち構えていられるのであるから、その神さまの御心に、“神の子”の心が同調して、神の祝福と愛と深切の霊波が妨げられることなく、あなたに到着して、その神の祝福の霊波が、あなたの求めているところの形の幸福となってあらわれて来るのである」(94ページ)
真理を奥深く極めたい人にお薦めしたい、生長の家の神髄が書かれた一冊です。
第一篇 実相界に超入し霊の洗礼による“新生”を得よ
第二篇 われ等、神の自己実現として
第三篇 あなたを幸福にする“心の法則”と真理
第四篇 眼耳鼻舌身を超える
第五篇 われら創造神の延長として
第六篇 地上に天国を建立する道
第七篇 魂の進歩のための問題と努力
第八篇 神の智慧の導きを受けて
第九篇 生・死・老・病・健康・心の生活
第十篇 本当の自己を探ねる
第十一篇 天国・浄土・実相世界・竜宮海
−古事記・仏典・聖書が示す共通の真理
第十二篇 真理は汝を自由ならしめん
−唯神実相論序説
私たちは孤独ではない。神がそばに立っている。(本文161ページ)
こういう言葉が特に印象に残っています。