最初は下手でもいいから、人生のキャンバスを、自分のいのちで描いていこう
ついに私は自立した画家になれた。
絵描きとしての特別な才能があったわけでもなく、才能といえば
「一所懸命になれる」ということしかなかった――
ただ絵を描くことが好きで、「プロの画家になる」夢だけを頼りに、安定した教職を捨てて40歳間近で単身渡米した著者が、苦闘の末に生長の家の「日時計主義」の生き方に導かれ、やがてアメリカで、そして日本で夢をかなえるまでの軌跡を描く。
87歳にしてなお前進する異色洋画家の感動的な自叙伝!
絵画ファンや芸術愛好家のみならず、自らの天職を見出し、人生の幅を広げ、深めたいと願っているすべての人々にも役立つ本。
本書は3部構成からなり、第1部では自らの半生を、第2部では自らのユニークな絵画論・色彩論を、そして第3部では信仰と画業と人生の深いかかわりを語る。
20頁の美しいカラー口絵による紙上ギャラリーで作品の数々を紹介。 いのちの輝きを描く、著者の「光の芸術」の魅力があますところなく味わえる。 
遊馬氏との思い出  リリアン・デラボリヤス・アミス
  1 光とあそぶ
   遅い出発
   パリへ行きたい
   計り知れない言葉の力
   パリからニューヨークへ
   悩みの果ての決断
   絵かきになるための試練
   気になっていた本
   明るさの功徳
   忘れられない個展
   手作りのアトリエ
   ライフワークを見つける
   故郷に錦を飾る
   私は日本人だった
   画家として当主として
  2 わが絵を語る
   今のスタイルが生まれるまで
   絵を描く目的とは何だろう
   絵を通して神の愛を表現したい
   自分でも色彩画家だと思います
   私の絵はこうして生まれます
   いのちある限り描き続けたい
  3 信仰を生きる
   母の愛あらばこそ
   恩師の言葉の力で
   日時計主義の暮らしを
   祈りの中で描く喜び
   愛に目覚めるチャンス
   太陽光エネルギーの恩恵
   80歳過ぎて個展ラッシュ
   この世の中は天国浄土
  あとがき
  年譜





 
  
 

 
  