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人間関係にあらわれる未知なるもの

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人間関係にあらわれる未知なるもの
身体・夢・地球をつなぐ心理療法
定価1,781円(税込・送料別) 造本形式46判
ページ数226発売日2008/01/01
ISBN9784531081622日本教文社刊
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商品の説明

ユング心理学を大胆に発展させた画期的な心理療法「プロセスワーク」の基本概念と手法を解説しながら、家族・カップルを対象にその実際的な応用法を示した、プロセス指向心理学を学ぶための基本図書です。(原書初版刊行は1987年)

動作や姿勢、声の調子、言いよどんだ言葉といった身体的なサイン、夢、さらには周囲の出来事も、心の深層に広がる「ドリーミング」=個人の意識を超えた叡知の世界を反映しており、それらに対する気づきの力を高めることで、人間関係の問題を解明するのに利用することができる、とミンデル博士は言います。

たとえばあるカップルにとって、十数年前、結婚式会場に向かう途中で遭遇した火災事故は、現在の二人の関係を暗示するものでした。本書中の臨床例を読むだけでも、人生の複雑さ、深さに感動を覚えることでしょう。

本書のユニークさは、人間関係における諸問題を扱うに際して、個人の内面だけを対象にする従来の心理学的療法だけでなく、「夢」次元を取り扱うシャーマン的手法および、身体的側面からアプローチするボディワーク、さらにはホログラム理論、量子物理学などの知見をも視野に入れて、生のさまざまなレベルを対象にしている点にあります。

また、個人的な問題だけでなく、共同体、国家、地球規模の問題にまで気づきを広げていこうというその姿勢は、心理学の枠を越えて、21世紀におけるひとつの「生きる態度」であるとも言えるでしょう。そこに一貫して流れているのは、個々人の意識状態が全体に影響を及ぼし、また、全体が個に影響を与えるという、非常に東洋的であるとともに、量子論においても共有されている世界観なのです。


*プロセス指向心理学(POP=Process Oriented Psychology)とは?

1970年代、当時ユング派の分析家であったアーノルド・ミンデルによって開発された心理学。「出来事の原因を見つけて取り除く」のではなく「起こっている出来事には意味や目的がある」という観点から、自分の身体や環境に現れる微細なプロセス(なにげない出来事や感覚)に対する自覚を高め、そのプロセスを無理に変えようとするのではなく、受け入れ、その感覚が変容していく道筋にしたがっていくことで、問題の解決を見いだそうとする非常に東洋的なアプローチである。個人や人間関係に限らず、グループ、昏睡状態の人とのワーク、いわゆる精神病状態の人とのワーク、依存症の人とのワークなど幅広い分野を扱っており、最近は、コソボやパレスチナ、インドなど紛争地区における民族間の対立などもワークショップ(「ワールドワーク」という)の対象に取り上げ、大きな成果をあげている。

商品の目次

【目次】
第1章 ドリームボディの言葉
第2章 家族研究の展望
第3章 コミュニケーション・プロセスの因果論的側面
第4章 コミュニケーションの構造
第5章 チャンネルとシグナル
第6章 エッジ
第7章 家族のシグナル
第8章 カップルとのワーク
第9章 関係性における典型的プロセス
第10章 グローバル・ドリームボディ
第11章 セラピストの態度
第12章 地球心理学
第13章 質疑応答

著者プロフィール
ミンデル,A.(アーノルド) 1940年生まれ。マサチューセッツ工科大学大学院修士課程修了(理論物理学)、ユニオン大学大学院ph.D(臨床心理学)。ユング派分析家、プロセスワークの創始者。著書に『ドリームボディ・ワーク』『プロセス指向心理学』『うしろ向きに馬に乗る』『24時間の明晰夢』『プロセス指向のドリームワーク』(以上、春秋社)、『自分さがしの瞑想』(地湧社)、『シャーマンズボディ』(コスモスライブラリー)、『ドリームボディ』(誠信書房)、『紛争の心理学』(講談社現代新書)、『昏睡状態の人と対話する』(日本放送出版協会)、『身体症状に〈宇宙の声〉を聴く』(日本教文社)などがある。ホームページ:http://www.aamindell.net
富士見幸雄 ニューヨーク州立大学卒(人類学)。米国トランスパーソナル心理学研究所修士(心理学)。認定プロセスワーカー、臨床心理士。放送大学特別講義講師、京都文教大学セミナー講師、北海道教育大学集中講義講師。 「富士見心理面接室」 室長。著書に『痛みと身体の心理学』(新潮選書)、編著に『プロセス指向心理学入門』、訳書に『ドリームボディ・ワーク』『うしろ向きに馬に乗る』『時間の明晰夢』『プロセス指向のドリームワーク』(以上、春秋社)、『シャーマンズボディ』(コスモスライブラリー)、『ドリームボディ』(誠信書房)、『昏睡状態の人と対話する』(日本放送出版協会)、ウォルロンド=スキナー『心理療法事典』(青土社)、『身体症状に〈宇宙の声〉を聴く』(日本教文社)などがある。
藤崎亜矢子 臨床心理士、認定プロセスワーカー。上智大学大学院文学研究科心理学専攻博士前期課程修了。米国オレゴン州プロセスワークセンター・オブ・ポートランド(旧プロセスワーク・インスティチュート)ディプロマ・プログラム修了。プロセスワーク・インスティチュート、及び日本プロセスワークセンター講師。日本とアメリカを中心に、国際的にプロセスワークのセミナーを行なっている。ホームページ:http://www.ayakofujisaki.com/
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