本書は生長の家総裁が2004年に著した本です。
環境保全への取り組みが、もはや待ったなしとなった今日、わたしたちが考えるべき「一番大切なこと」とは何か。これが本書のテーマです。
生長の家は、環境問題に積極的に取り組み、関連団体も含めて、ISO14001の取得をめざしています。
宗教がどうして環境問題に取り組むのかという疑問をもたれる方もいるようです。「宗教は心の中のことだけでいいのではないか……」と。本書は、そんな疑問をもっている方にも納得していただける一冊になっています。
著者は、本書で次のような「大切なこと」を説かれています。
1 人類が自分たちを生かす自然の本当の偉大さに目覚めること。
2 この世(地球)のあらゆる物にかけがえのない価値があることに目覚めること。
3 世界は本来一つの命につながる共同体であることに目覚めること。
4 金・名誉・欲望を超えた本当の価値に目覚めること。
このようなテーマのもと人類がこれからも永く地球とともに繁栄し続けるための物の見方、人生観、世界観をわかりやすく提示しているのが本書です。
本書を読めば、地球環境問題とは、実は一人ひとりの「心」の問題であり、環境問題の克服のために、本当に改善しなくてはならないのは、「結果」であるところの「環境」というより、むしろ「原因」であるところの「心」であることが納得できるはずです。
1 自然はありがたい
自然はありがたい
いのちは尊い
水と心について
無限のエネルギーがある
2 無駄な物は一つもない
大切なものばかり
いのちは大切だ
エネルギーの本源
「小」は「大」である
3 世界は一つである
地球と生きる
人類をつなぐ絆
心を転換しよう
科学と正しい信仰
4 環境問題の克服のために
偉大なるコトバの力
「物づくり」の心
潔く生きよう
何を第一にするか