新生の日がはじまったのである。
幸福とは何でしょうか?
人生はままならぬものと知ってあきらめ、思いなおして平和に暮らすことでしょうか?
「心の法則」を駆使することによって、具体的に貧しい人は豊かとなり、病弱な人は健康となる、というのが本書の幸福論です。
はしがきの冒頭には「この書に示された幸福論は、“あきらめ”の幸福論ではない。『幸福は物の見方によるのであって、不幸だと思えるような事でも、斯うしてあきらめれば、幸福に平和に過ごせるではないか』というような“あきらめ”や“思い直し”の哲学ではないのである」と記されています。
妥協して生きている限り、この世は妥協の産物でしかないのです。
しかし本書では、正しい心の持ち方によって積極的に幸福な環境を顕し出していく方法が説かれています。
前半の<幸福篇>では1ページごとに順を追って幸福になる方法を紹介していきます。
人間と神との関係をふまえた上で人生感、家庭生活などの具体的で身近な問題を取り扱い、幸福になる方法をやさしく解説しています。
また後半の、<質疑応答篇>は著者を囲んだ座談会での質疑応答を編集したものです。質問者の多種多様な相談内容を読み進むのは、映画のワンシーンをかいま見るようです。質問、回答のやり取りが話し言葉のまま収録されているので、なごやかな雰囲気の中にもリアリティが感じられます。回答には真理とともにユーモアも含まれており、面白おかしく幸福になるための極意を知ることができます。
自分をごまかすような“あきらめ”の幸福論から抜けだして、本当の幸福生活を手にしてみませんか?
<幸福篇>
○幸福になるためには
正しい人間と神との関係を知らねばならぬ
○幸福になろうと思ったならば
人生観を変えることが必要です。
○幸福をつかむには
心の法則を知らねばなりません
○幸福を希うならば
これだけはよしましょう
○幸福な家庭を築くために
妻として母として
<質疑応答篇>
○子供の問題
○夫と妻の問題
○病気の問題
○霊に関する問題
○信仰の問題