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米なすのごまみそ敷き
米なすのごまみそ敷き
材料 米なす2本、オクラ1袋、れんこん1/2本、白ごま適量、青じそ数枚、生姜のしぼり汁少々、西京みそ適量、麦みそ適量、みりん適量、昆布だし汁適量、酒適量、塩適量、だし入り醤油少々、ごま油少々
作り方 1.米なすは2センチ弱の輪切りにし、すぐ水に浸す。
2.布巾でよく水気を拭き、ごま油をやや多めに入れたフライパンで焼く。
3.オクラは塩ゆでし、縦半分に切る。
4.れんこんは1センチ厚さの半月の花形に切り、昆布だし汁に塩、酒、醤油数滴を入れた清し汁で煮含める。
5.白ごまは粗ずりし、西京みそと麦みそを2:1の割合で合わせ、みりんと酒で調節し弱火で練る。そこへ粗みじん切りにした青じそを入れ、水分を飛ばし、ねっとりとするまで練る。最後に生姜の絞り汁を少々入れる。
6.皿になす、れんこん、オクラを盛り、(5)のたれをつけながらいただく。
注意 なすの原産地はインドで、平安期に中国から伝わったと、正倉院の古文書にも書かれています。
初夢を見るなら、「一富士、二鷹、三茄子」といわれていますが、これはいずれも徳川時代の駿府名物を表しているもので、当時から大切な野菜だったのでしょう。
身体を冷やす作用がありますが、熱性成分を持つ生姜を加えることによって中和され、よりいっそうのなすの良成分を発揮します。
ただし、アクが強いので喉を大切にする必要のある方、咳の出やすい方は食べ過ぎに注意が必要です。
オクラは緑あざやかな色と、楚々とした美しい姿から、「レディースフィンガー(淑女の指)」と呼ばれています。
小口切りにすると五角形の形が、お料理の演出に効果を発揮します。
川口宗清 講師から

”なす”で思い出すことと言えば、もう5年も前になりますが、テレビの『料理の鉄人』に出演したことです。
夏の旬野菜とは、なす、きゅうり、トマトかしらと、勝手に想像していました。本番が始まって、いざ赤い布でかくされていた食材がパーッと現れた時、「米なす」「加茂なす」「長なす」「卵形なす」「水なす」「小なす」と、もうどの種類のなすもみごとな紫紺色で、それはそれは美しく光り輝いてまぶしいくらいでした。
鉄人の陳健一さんと対戦しましたが、
 「勝ち負けの勝負じゃないからね、気楽にやりましょう」
と、安心させるためか、やさしくしてくださいました。でも鉄人が勝った時はうれしそうな顔をしていましたね。
この番組を終えてから、なすアレルギーになって、大好きだったのにしばらく手も出ませんでした。
なすと一口に言っても、その種類は多く、今では一年中出回っています。その持ち味を生かして焼いたり、煮たり、蒸したり、揚げたり、漬け物にしたりといろいろな調理法があります。
今回は米なすを使って、シンプルでスピーディな一品をご紹介します。
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