桜飯
桜酒
ふきの信田巻
ぜんまいの煮物、他 |
 |
桜飯 |
材料 |
米2カップ、桜の塩漬適量、醤油大さじ1〜2杯、昆布6センチ1枚
*桜の塩漬けは食品売り場で入手可 |
作り方 |
1.お米は常の水加減にし、醤油と昆布を入れて炊く。
2.桜の塩漬は水洗いし、塩を出す。
3.ごはんが炊き上ったら昆布を取り出し、お茶碗によそい、桜を上に散らす。 |
|
 |
ぜんまいの煮物 |
材料 |
ぜんまいの水煮適宜、油揚適宜、昆布だし汁適量、醤油適量、みりん適量 |
作り方 |
1.ぜんまいは3センチ長さに切り、だし汁に醤油、みりんを加え甘辛味にし、せん切りにした油揚げと煮る。 |
|
 |
桜酒 |
材料 |
桜の葉塩漬5枚、桜の花数輪、日本酒1リットル、砂糖適量、食紅少々、水 |
作り方 |
1.桜の葉は塩を出し、ざくに切って日本酒に浸しておく。酒に桜の香りが移ったら、葉を引き出す。
2.砂糖と同量の水を鍋に入れ、一煮立ちさせてシロップを作り、好みの甘さになるまで酒に加える。
3.(2)に食紅を入れ桜色に染める。
4.グラスに注いで、桜の花びらや塩出しした桜の花を浮かべる。 |
|
 |
ふきの信田巻 |
材料 |
ふき1本、油揚2枚、かんぴょう適量、昆布だし汁適量、塩適量、酒適量、醤油適量、みりん適量 |
作り方 |
1.油揚げは三方を切り広げ、熱湯にくぐらせる。
2.かんぴょうは塩もみをしてぬるま湯でもどしておく。
3.ふきは広げた油揚げの長さに合わせて切り、塩もみしてから熱湯で軽くゆで、冷水にすぐ浸す。すじをむき、だし汁に塩、酒、醤油を加え煮含める。
4.(3)の煮汁に醤油とみりんを加え、油揚とかんぴょうを煮る。
5.ふき4、5本を束ね、油揚げで巻き込み、かんぴょうで4〜5箇所結ぶ。食べやすい大きさに切り、盛りつける。 |
|
 |
たらの芽の天ぷら、三色かき揚 |
材料 |
たらの芽、うど、人参、せり、小麦粉適量、酒適量、塩少々 |
作り方 |
1.小麦粉を酒で溶き、塩少々を加えて揚げ衣を作る。
2.たらの芽はそのまま衣をつけて揚げる。
3.うど、人参、せりは大きさをそろえ、揚げる。 |
|
 |
川口宗清 講師から
5、6人の友だちが夜桜を楽しみに山庵に来てくださいました。
その夕餉に後で述べます献立を考えたわたくしは、昼間からてんやわんやしたことでした。
桜飯には、満開になった花を一晩塩に漬けて準備し、天ぷらの材料のタラの芽は裏山から摘んできます。揚げものは言うまでもなく、カラッと揚げるのがコツです。ふきの信田巻きは、ふき、油揚げ、かんぴょうを薄味で煮、味のしみたた油揚げを三方に切り広げて、ふきを巻き込みかんぴょうで結びます。お客様が来る頃には丁度味もなれあって、食べごろとなります。
これは毎年作るので、お蔭様で山庵に来られる人々が、
「あっ、今年もこれを作ってくださいましたね。これが楽しみで」
わたくしにそう言ってくださるのです。 |