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精進料理 冬
銀杏飯
揚げ餅汁
五種炊き合せ
銀杏飯
材料 米2カップ、銀杏20粒、塩
作り方 1.銀杏は殻を割り、熱湯でゆでて薄皮をむく。
2.常の水加減に塩少々と銀杏を入れてお米を炊く。
注意 銀杏は、玉杓子の背でこすりながらゆでると、薄皮がむけやすくなります。銀杏をいただく時期は、春のお彼岸まで。
揚げ餅汁
材料 餅2個、小松菜1/4束、柚、昆布だし、塩、酒、醤油、油
作り方 1.昆布だし汁に塩、酒、醤油で清し汁を作る。
2.は半分あるいは四等分に割って、170度位の油で揚げる。
3.小松菜は塩ゆでし、2〜3cm長さに切る。
4.揚げ餅と小松菜をお椀に入れ、熱い清し汁を注ぐ。
5.最後に、柚の皮をすって上に振る。
注意 空瓶に柚の種と日本酒を入れて4〜5日おくと、香りがうつります。食前酒としていただくのもいいでしょう。リンゴの種の部分(実もつけて)を日本酒に浸しても、香りがうつります。
五種炊き合せ
材料 京人参1/2本、大根8cm、こんにゃく1/2枚、絹さや12枚、棒ゆば2本、昆布だし、塩、酒、醤油、みりん
作り方 1.人参は4〜5cm切って、縦4等分にする。
2.昆布だしに塩、酒、醤油を加え清し仕立にし、人参を煮る。
3.棒ゆばを6〜7cmの長さに折り、(2)のあまった煮汁で煮含める。
4.大根は皮をむき、2cmの輪切りにし、半月に切る。お米のとぎ汁でゆでた後、昆布だし汁に塩、酒、醤油、みりん少々入れて煮含める。
5.こんにゃくは3cmどの小角にし、ゆでて空煎する。
6.昆布だしに塩、酒、醤油、みりんで濃いめに(5)を煮含める。
7.絹さやは塩ゆでする。
8.人参、大根、棒ゆば、こんにゃく、絹さやを一つの器に盛り合わせる。
注意 京人参は、洋人参より甘みが強いので炊き合せによく合います。
川口宗清 講師から

わが不識庵では基本的に一汁二菜か三菜です。子供たちが小さな頃からこの食生活なので、あたりまえのようになっています。
冬はできるだけ、温かくしたものを各人の前に置いていただくのです。どちらかといえば肉類より、野菜ものが多いようです。
たとえば、人参の煮しめのような単に一種類の野菜をいただくよりは、次に紹介いたしますような、五種類の野菜を炊き合わせていただきます。名古屋で尼僧をしている姪などは、時たま帰って来て、この炊き合せをニコニコ、ホクホク喜びながら食べてくれます。
食というのは、こういうものではないでしょうか。
兄などは、この煮物をおかずにお酒を少々飲んで、
 「いいね」
たったひとこと、そう言うしまつです。
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