日本教文社 日本教文社 書籍検索
HOMEへ お問合せ
出版物【書籍 月間誌】情報コーナー良いコトバ新聞白鳩料理教室メルマガ配信常備店ご注文方法会社案内
白鳩料理教室TOP
献立検索
健やかなる食
美しくなる食
精進料理・春
精進料理・夏
精進料理・秋
精進料理・冬
 
白鳩料理教室
精進料理 冬
ほうれん草の清し汁
蕗の箱ずし
ほうれん草の清し汁
材料 ほうれん草1/3束、干ゆば、梅麩、昆布だし、塩、酒、醤油
作り方 1.ほうれん草は塩茹でし、2〜3センチ長さに切る。
2.梅麩は5ミリ厚さに切る。
3.昆布だしをとり、塩、酒、醤油で清し汁を作る。
4.ほうれん草と梅麩を清し汁の中へ入れ、一煮立ちしたら火を止める。
5.(4)をお椀に盛り、干ゆばをほぐしてかける。
注意 干ゆばはいろいろ種類があります。巻きゆば、結び状のものでしたら、そのまま崩さず、清し汁に浮かせてください。
蕗の箱ずし〈4人分〉
材料 米2カップ、蕗1本、紅生姜少々、酢、みりん、醤油、塩、昆布6センチ1枚
作り方 1.お米は常の水加減にし、昆布を入れて炊く。
2.蕗は鍋に入る長さに切り、塩茹でする。
3.色が鮮やかになったら、すぐ氷水の中へ浸す。
4.皮をむいて5ミリ弱の輪切りにして、酢水に浸しておく。
5.ごはんが炊けたら、飯切台に酢を振り湿らせる。
6.そこにごはんを移し、すし酢(酢2、みりん1、塩1/2、醤油1/2)をかけて、全体を切るように混ぜてから団扇などであおいで冷ます。
7.すし型の内側を酢で湿らせ、すし飯を入れる。
8.その上に蕗を並べ、紅生姜の千切りを散らし、蓋をして押す。10〜15分位重石をしておく。
注意 すし型の内側を水で濡らし、ラップを大きめに切って敷き、その中にすし飯を入れて、包むようにして蓋で押すと、出しやすい。ラップを敷いたまま切り分けると楽です。
川口宗清 講師から

不識庵では、水蕗をさっと湯掻き、5ミリくらいに切り、箱ずしにします。
毎年の春の食です。
尼僧になった姪や、これを楽しみに来てくださる人々に供するのです。
もちろん、わたくしが作ります。そして、春一番を楽しんでもらいます。
ある時、知り合いの農家の人が自家製の蕗を持ってきてくださいました。
 「尼主さんの蕗ずしを食べたくなってのう」
そうおっしゃるので、早速作ったことです。
その方は、春になるとこの蕗ずしが楽しみだと、おっしゃいます。わたくしも作りがいがあるというものです。
もちろん、家族も喜んで食べてくれます。
なんだか不識庵の、春の名物のようになってきました。
師兄は、
 「人さまが喜んでくだされば、それでいいじゃないか」
と。たまさか、干ゆばをいただいたので、清し汁にしました。
漬物はあいかわらず、糠漬です。
このページの先頭へ
Copyright(C)2004.NIPPON KYOBUNSHA CO.,LTD.All Rights Reserved.