受験生のための夜食 |
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焼きおにぎり三種 |
材料 |
ご飯、信州味噌、鰹節、砂糖、みりん、粒入りピーナッツバター、しょうゆ、青のり |
作り方 |
(1)信州味噌、鰹節、砂糖、みりんを混ぜておく。
(2)しょう油とみりんを合わせておく。
(3)小さめのおにぎりを3つ作り、それぞれ網で両面を焼く。
(4)焼いたおにぎりの1つに、片面にだけ(1)を塗る。
(5)2つめのおにぎりには、片面に粒入りピーナッツバターを塗る。
(6)3つめのおにぎりには、片面にはけで(2)を塗り、もう一度焼く。
(7)(6)の上から青のりをかける。
ワンポイント・アドバイス
焼きおにぎりは、厚めの網を使うと良いと思います。ご飯を網にくっつけずに焼くコツは、油を吸わせたキッチンペーパーなどを網にこすりつけ、強火で網を温めておくと良いでしょう。 |
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甘酒 |
材料 |
(1人分)……甘酒(市販のもの)、イチゴ2個 |
作り方 |
(1)市販の甘酒を煮つめて器に盛る。
(2)小さめのすり鉢でイチゴを大ざっぱにつぶし、(1)の上からかける。
ワンポイント・アドバイス
甘酒に入れる果物は、今回はイチゴを使いましたが、いよかん、はっさく等も良いと思います。 |
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葛湯(タピオカ) |
材料 |
タピオカ、ミカンの絞り汁 |
作り方 |
(1)タピオカ1に対して5倍の水に、半日つけておく。
(2)(1)をそのまま鍋に移し、30分〜1時間、中火以下の小さい火にかける。
(3)タピオカが透明になってきたら火からおろして器に盛り、ミカンの絞り汁をかける。
ワンポイント・アドバイス
タピオカは、大手スーパーであればたいていは置いてあると思います。若い方の好みに合わせてタピオカを使いましたが、葛でもかまいません。 |
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ジェニー牛山 講師から
二月は受験シーズンですね。最後の追い込みで、夜遅くまで勉強するお子さんに、体が温まり、お腹に負担がかからず、頭がすっきりと冴えるような夜食を用意してあげたいものです。
今回ご紹介する三点のメニューは、その条件を充分満たしてくれています。甘酒、タピオカ、おにぎりはデンプン質で、体を温め、胃に負担をかけません。おにぎりを焼くのは、お焦げには炭素が含まれていて、体を温める効力を高めるからです。イチゴに含まれているリン酸カルシウムや、ミカンに含まれるクエン酸などは、頭をすっきりさせる効果があります。ピーナッツは体に良く、記憶力を高める効果があります。ピーナッツバターなどは、ふだんの食事にも上手に取り入れたい食材のひとつです。
夜食では、こうした消化の良いものを摂ることが大切です。頭が冴えて記憶力が上がります。食べ過ぎたり、消化の良くないものを摂ると、記憶力が低下し、更に次の日の朝食にも影響してしまいます。きちんと朝食を取らないと、体調を崩す原因にもなりますから、朝、食欲がわかなくなるような夜食は、絶対に避けましょう。
芋類(さつまいも、ジャガイモ等)も、夜食にはとても良い食材です。ただ焼いて、はちみつをつけて食べると、体に負担がかからず、頭もすっきりすると思います。 |