二日酔いの朝に |
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さつまいもと干しぶどうの甘煮 |
材料 |
さつまいも、干しぶどう、白砂糖、塩 |
作り方 |
(1)さつまいもを1.5センチほどの輪切りにする。
(2)5分、水につけてアクを抜く。
(3)ひたひたより少し多めの水に入れ、強火で煮る。
(4)さつまいもが半分ほど煮えたら弱火にし、干しぶどう、白砂糖、塩少々を入れ、煮る。 |
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シジミの味噌汁 |
材料 |
シジミ、出汁、白味噌 |
作り方 |
(1)シジミをよく洗い、ひたひたの水に入れ、砂をはかせておく。
(2)出汁を沸騰させる。
(3)沸騰したら、(1)のシジミを入れる。
(4)少量の白味噌で薄味に味付けする。 |
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甘酢かけサラダ |
材料 |
クレソン、キャベツ、キュウリ、リンゴ、酢、砂糖(少々)、あおさ(青のり) |
作り方 |
(1)クレソン、キャベツ、キュウリを食べよい大きさに切る。
(2)リンゴは食べよい大きさに切り、塩水にさらす。
(3)同量の酢と水に砂糖を合わせ、(1)を盛りつけた上にかける。
(4)あおさ(青のり)をかける。 |
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あずきがゆ |
材料 |
米、小豆 |
作り方 |
(1)小豆を一晩水につけておき、水でゆでる。
(2)煮立ったらお湯を捨て、新しい水又はお湯を入れる。
(3)さし水をしながら弱火で好みの柔らかさになるまで煮る。
(4)米1カップに対して水5カップの割合で、固めのおかゆを炊く。
(5)おかゆができたら、ゆでておいた小豆を入れ、サッと混ぜる。 |
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ジェニー牛山 講師から
十二月にはいると、忘年会やクリスマス・パーティーなど、お酒の席が増えてきますね。「つい飲み過ぎて、翌日は二日酔いで調子が悪い」という方も多くなることでしょう。働き盛りのご主人をもつ奥様方は、ご主人の体を心配されて、メニューをお考えになる時期だと思います。
私も一家の主婦として、主人の健康には気を配っています。今月は、私自身の体験から、「これなら二日酔いで体調の悪い朝にぴったり」と思うメニューを、ご紹介します。
食欲がない、体調が悪い等で軽めの食事がしたいときは、朝食に限らず、昼食や夕食で召し上がっても良いと思います。二日酔いの時は、体が冷えていますから、今回は、すべて体を温めるのに適したものばかりになっています。
さつまいもとおかゆに含まれているデンプン、干しぶどうに含まれているグリューゲン、鉄分は、体力強化に必要な成分です。また、お酒で弱ってきた肝臓、腎臓の働きを助けるのは、シジミに含まれているコハク酸、サラダに使った生野菜に含まれているビタミンK、B、生の果物中のビタミンA、C、Bなどです。
加熱水分を多く摂ると体に負担をかけてしまうので、おかゆは固め、味噌汁の汁は少なめにします。特に味噌汁は、シジミのエキスを汁の中に抽出させて飲むために、汁の量を少なくしています。また、赤味噌は塩分が多いので白味噌にして、ごく薄味にしました。出汁は、なるべく市販のものは避けましょう。昆布・椎茸・鰹節を、一晩、水につけたものが最適です。
材料の分量は、それぞれのご家庭での好みや家族の体調等に合わせて作れるよう、あえて記しませんでした。写真を参考にして工夫してみて下さい。「その家の味」にアレンジするのも、家庭料理の楽しみのひとつです。
「我が家の健康メニュー」で、忘年会シーズンを楽しく過ごしましょう。 |