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ジェニー牛山の美・健・食 料理 健やかなる食
夏バテ防止のために
変わり冷やしソーメン
材料 (4人分)……梅入りソーメン(2〜3把)、出し汁(大さじ5杯)<昆布(10cm)、煮干し(10個)、干し椎茸(2〜3枚)でつくる>。
みりん(大さじ2杯)、酒(大さじ2杯)、しょうゆ(大さじ3杯)。
生ゴマの擦ったもの(大さじ2杯)。
炒りゴマの擦ったもの(大さじ2杯)。
ミョウガ(2個)、青ジソ(4枚)、きゅうり(1本)、ホタテ貝柱(4〜8個)
作り方 (1)出し汁……昆布、煮干し、干し椎茸を生の水に浸し、冷蔵庫に入れて一昼夜おく。煮出しにはしない。
(2)たれ……出汁、みりん、酒、しょうゆ、生ゴマの擦ったもの、炒りゴマの擦ったものを合わせる。
スイカ
材料 スイカ(大1個)
ハーブ(ナスタチウム、ペパーミントなど)の花と葉(適宜)
作り方 食べやすい大きさに切り、ハーブを添える。
ジェニー牛山 講師から

日本の夏を乗り切るには、なんといってもソーメンが一番です。特に昼食にお勧めします。ソーメンには、油が入っていないからです。同じ麺類でも、うどん、そばには油が含まれているので、あまりお勧めできません。

湿気の多い日本の夏は、皮膚呼吸がしにくいものです。そのため、動物性脂肪をとると、よく代謝されないので、頭がボーッとしてきたり体がだるくなったりします。

同じ理由で、「夏はウナギを食べるとよい」という通説も、あまりお勧めできません。若い人や元気な方が、刺激のために摂れば有効なこともありますが、体力のない方や病人が、暑い夏にウナギを食べると、かえって体の調子を崩することもあります。

ミョウガやシソ、きゅうりなどの旬の野菜をタテ切りにして添えたソーメンをごまだれにつけていただけば、ビタミンのバランスもよく、理想的な食事になります。ソーメンとたれを和えても美味しいですよ。

今回は、梅入りのソーメンを使いましたが、その他にも、抹茶や卵入りのものがあります。色もきれいで食欲をそそりますので、お好みに合わせてお試し下さい。

彩りは、食欲増進のために非常に大切な要素です。食が進まないときなど、涼しげな器に盛ったり、素材の美しい色合いを生かすなど、工夫して食欲を刺激してみて下さい。食欲が湧くと唾液が出て、食べ物が美味しくなり、消化吸収もよくなります。

デザートには、スイカにハーブの花や葉を添えていただきましょう。スイカは暑い夏には最適な果物です。ビタミンA、B、Cが全部入っていますし、自然水分が豊富に含まれているので、汗となって流れてしまう必要な水分を補給してくれます。自然のものである赤いスイカを選びましょう。赤はビタミンAの色であり、ビタミンAは体力増強に役立ちます。レモン汁をスイカに少しかけると、ビタミンの吸収がよくなります。

ソーメンとスイカの昼食で、暑い夏を元気いっぱいに過ごしましょう!
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