中・高年男性のためのお弁当 |
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グリンピースご飯 |
材料 |
米(5合)グリンピース(1ケース) |
作り方 |
米を洗い、ひとつまみの塩とグリンピースを入れて炊く。 |
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ごぼうの煮物 |
材料 |
ごぼう(二分の一本)
※塩、こしょう、みりんは好みの量で |
作り方 |
輪切りにして水にさらし、アクを抜いてから、おしょうゆとみりんをひたひたに入れ、煮詰める。煮汁は少し残しておく。 |
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ほうれん草のおひたし |
材料 |
ほうれん草(二分の一束) |
作り方 |
お湯を通すぐらい軽く、サッとゆでて水に取り、残しておいたごぼうの煮汁と和える。 |
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カニとウドとしその昆布巻き |
材料 |
カニ缶(二分の一2個)、ウド(三分の一3本)、青じそ(適宜)、おぼろ昆布(適宜)
※塩、こしょう、みりんは好みの量で |
作り方 |
ウドをマッチ棒ほどの大きさに縦切りにする。青じそを千切りにする。缶詰のカニとウド、青じそを混ぜ、酢、砂糖、塩を合わせたものに5〜10分漬けておく。それを絞り、ちょうど良い大きさに切ったおぼろ昆布で巻く。 |
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野菜入りさつま揚げ |
材料 |
さつま揚げ、プチトマト(8〜10個)、果物(オレンジ、リンゴ、パイナップルなど) |
作り方 |
新鮮なうちは湯通ししてキッチンタオルなどで油をふきとる。古くなったらオーブンレンジなどで軽く焼く。 |
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ジェニー牛山 講師から
グリンピースご飯を中心にしたお弁当をご紹介いたします。
働き盛りの中・高年男性には、ぜひランチに、ご飯をたくさん召し上がっていただきたいのです。ご飯に含まれているデンプンは、エネルギーとなり、体を温めます。また、ビタミンなどの栄養を、よく体に吸収させる働きがあります。そして、体の中で炭水化物と水に分解し、水分を体中に行き渡らせるので、血液の流れがよくなります。
植物性たんぱく質である豆類は、体に大変よいものです。男性は女性よりたんぱく質を多く必要としますが、動物性のものより植物性のものを摂取した方が、成人病予防になります。とくにグリンピースは、葉緑素も含まれていますから、大いに利用して下さい。
また、肉類や油分の多いものをお昼に摂ると、それらを燃焼するために血液が内臓の方に集中してしまい、頭にまわらなくなります。すると、眠くなったり集中力に欠けてきたりしますので、お昼に肉や油ものを摂るのはお勧めできません。ですから、それらのものはやめて、替わりにご飯を多めに摂っていただきたいのです。
そのほか、おかずには、繊維が豊富で内臓強化に良い根菜類のごぼう(食欲を刺激するため、少し濃いめの味付けにしています)、緑黄色野菜のほうれん草、ミネラルが豊富なおぼろ昆布で巻いたカニ(缶詰のものでよい)、ウド、青じその酢の物などを入れました。また、油ものが欲しい方のために、刺激の少ない、にんじん入りのさつま揚げを加えました。
余裕があれば、ビタミンAがたくさん含まれているプチトマトを添えましょう。また、オレンジ、パイナップル、リンゴなどの果物を、他の容器に入れてデザートにします。果物をあまり食べたがらない男性が多いようですが、ビタミンCが豊富な果物は、疲労回復に役立ちます。少しでも採り入れていただきたいものです。
忙しい奥様は、「お弁当は手間がかかって大変」と思われるかもしれませんね。しかし、外食や出来合いのお弁当のご飯は、高圧釜で炊いている可能性があります。高圧釜は、ご飯の中の大切なデンプンを高圧で押しつぶし、破壊していますので、前述したような働きがなくなってしまいます。今回ご紹介したお弁当は、手間も時間もかかりません。大切なご主人に元気で長生きしていただくためにも、ぜひお弁当をつくってあげることをお勧めします。 |