高田明和著
アレルギーに負けない免疫体力をつくる
4大アレルギーよ、さようなら!
(花粉症・アトピー・喘息・植物アレルギー)

アレルギー列島・ニッポンを救うのは、ストレスに負けない明るい心と「免疫体力」だ! 健康番組でおなじみの高田博士が、さまざまな医学データから導き出した、アレルギー克服のための新・生活法をひと足先に大公開。
もうアレルギーなんかに負けない!

【目次より】
プロローグ――アレルギーが日本を滅ぼす!
      ○「花粉症ですか?」
      ○涙の理由は……
      ○不思議という名の病気「アトピー」
      ○食べたいのに、食べられない
      ○アトピーは食物アレルギーなのか?
      ○アレルギー増加の社会的背景
第1章 免疫はどのような仕組みになっているのか
      ○チュニジアと免疫
      ○「二度なし」は神の御加護
      ○ジェンナーの種痘
      ○「二度なし」の再発見
      ○パスツール VS. ベルナール
      ○自分なのか、自分じゃないのか
      ○免疫系の主役たち
      ○自己・非自己の目印
      ○二度なしの仕組みとは
      ○免疫は強ければ強いほどいいのか?
      ○アレルギー抗体IgE
      ○肥満細胞
      ○ヒスタミンの働き
      ○アレルギーを防ぐためにいちばん重要なこと
      ○二種類のT細胞――Th1とTh2
      ○アレルギーになる人、ならない人
      ○いのちの力を信じよう
      ○なぜアレルギー系が必要なのか?
      ○アレルギーとはかぎらない
      ○回虫感染はアレルギーを防ぐか
      ○感染症とアレルギー
      ○発展途上国にはアレルギーが少ない?
      ○体は善玉菌に守られている
      ○ダニに感作していても喘息にならない
      ○過剰な抗菌がもたらすもの
      ○いま、子供にアレルギーが多い理由
      ○健康に大事なのは「バランス」
      ○体はそんなに弱くない
第2章 増え続けるアレルギー―心との関連性を探る
      ○アレルギーの型
      ○IgGでおこるII型アレルギー
      ○「免疫寛容」と「自己免疫」
      ○自己を攻撃するさまざまな病
      ○抗原抗体複合体
      ○抗体が関与しない免疫反応
      ○アレルギー発症には精神が関わっている
      ○四大アレルギー
      ○杉花粉症
      ○ピーク時の年齢はかわらない
      ○花粉症対策
      ○花粉症の原因ってホントはなに?
      ○アトピー性皮膚炎
      ○掻くことによる悪循環
      ○掻かない、アレルゲンを入れない
      ○アトピーのスキンケア
        1 皮膚の清潔
        2 皮膚の保湿
        3 その他
      ○ストレスがアトピーを増悪させる!
      ○脳と直結する皮膚
      ○ストレスからくるその他の病
      ○かゆければ忘れられる
      ○脳のサバイバル
      ○喘息
      ○恐ろしい高齢者の喘息
      ○抗体があってもアレルギーとは限らない
      ○検査は意味がない?
      ○みんなダニに感作されている!
      ○アレルギー抗体IgEができるまで
      ○調節系を働かせない物質――神経ペプチド
      ○免疫反応を抑える――副腎皮質ホルモン
      ○薬だけでは根本解決にならない
      ○食物アレルギー
      ○即時型アレルギー反応――アナフィラキシー
                 ショック
      ○まさに突然の出来事
      ○アトピーと食物アレルギー
      ○どこからアレルゲンが入るのか?
      ○幼児の一〇人に一人が食物アレルギー
      ○いつ、なにでおこるのか?
      ○早く免疫体力をつけさせる
      ○アトピーと食物制限
      ○ラストスコアが高くてもアレルギーとは限らない
      ○もうひとつの検査―二重盲検法からわかること
      ○驚きのアレルギー対処法――菌を食べる!
      ○菌が敵とはいいきれない
第3章 ガン・エイズと免疫の関係
      ○ガン
      ○ガンがなくなれば長生きできるのか?
      ○遺伝子の病が遺伝するとはかぎらない
      ○ガンと遺伝の関係性
      ○ガンと免疫
      ○ガンと免疫系の激しいせめぎ合い
      ○「ガンは気から」の実例
      ○エイズ
      ○免疫の司令塔を破壊するHIVウイルス
      ○薬とウイルスのいたちごっこ
      ○大事なのはウイルスの増殖を抑えること
      ○エイズが教える免疫の重要性
      ○ヘルパーT細胞が免疫の要
第4章 免疫と栄養
      ○免疫強化の第一歩――栄養を摂ろう
      ○度を過ぎたダイエットは考えもの
      ○きれいな体と病気の可能性
      ○本当に太っていますか?
      ○外見重視のダイエット
      ○健康があってのきれいな体
      ○食べても太らないダイエット?
      ○体はエネルギーを必要としている
      ○食事はガソリンとは違う
      ○脳はエネルギーを必要としている
      ○ひきこもりは脳の栄養不足
      ○食べて元気に生きよう!
      ○やせすぎは死亡率が高い
      ○免疫からみる標準体重
第5章 免疫体力をつけよう!
      ○アレルギーと地球環境
      ○アレルギーへの対策法
        1 スキンケア
        2 精神の安定
        3 食べ物を選ぶ
        4 あまりにきれい好きはダメ
        5 水を飲む
エピローグ――希望をもって生きよう
      ○なぜ、アレルギーについて語るのか?
      ○喘息が中高年を襲う
      ○明るい心を
      ○自分を見失なわないで
      ○人の一生を左右する育児
      ○心を変える

【著者紹介】 高田明和(たかだ・あきかず)
昭和10年静岡県生まれ。慶應義塾大学医学部、同大学院卒業。ニューヨーク州立大学助教授を経て、浜松医科大学教授となる。専門は生理学・血液学。最近はストレス研究でも活躍。医学博士。平成13年より、浜松医科大学名誉教授。著書に『中高年のためのお茶の間健康法『病気にならない血液と脳をつくる』『増補新版 脳が若返る』『癒す力の科学』(日本教文社)『脳内麻薬の真実』(PHP)『脳からストレスが消える』(光文社カッパブックス)など多数。
▽四六判・並製
216頁

ISBN4-531-06378-3
初版発行 2002年12月


日本教文社刊

 

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