クリーヴ・バクスター著 穂積由利子訳
植物は気づいている    ==日本図書館協会選定図書==
――バクスター氏の不思議な実験
1960年代、ウソ発見器の電極を接続された植物の葉が、周囲の人間の感情や意図に電気的反応を示すことを発見し、その後、トンプキンズ+バードの『植物の神秘生活』(邦訳工作舎)でとりあげられて世界中に一大センセーションを巻き起こした当事者による初めての著作。
  その実験の経緯から反響、その後の実験・研究(鶏卵、乳酸菌、人間の細胞を対象にしたバイオコミュニケーション)、現代科学に対する批判、バイオコミュニケーションの示唆するスピリチュアルな側面に到るまで、誠実な筆致で述べられている。
  著者の研究に基づいた本は何冊か出ているが、本書は当の本人が書いたものだけに資料的価値は高い。


【目次より】

第1章 世界を驚かせた実験
第2章 初期の観察
第3章 最初に出版された実験
第4章 科学者と一般人からの最初の反応
第5章 鶏卵を観察する
第6章 生きたバクテリアに同調する
第7章 動物の細胞から人間の細胞へ
第8章 バイオコミュニケーション研究と
      現代の科学者の姿勢
第9章 バイオコミュニケーション研究の未来

【著者紹介】 クリーヴ・バクスター(Cleve Backster)
嘘発見機(ポリグラフ)の第一人者。元CIAの尋問官。植物が人や動物の感情に反応するという現象、「バクスター効果」を2年間の研究をもとに発表(1968年)、ベストセラーとなった『植物の神秘生活』(トンプキンズ+バード著、邦訳工作舎)に取り上げられたことがきっかけとなり世界的に有名になる。

【訳者紹介】
穂積由利子(ほづみ・ゆりこ)
会津若松市生まれ。青山学院大学英米文学科卒。1999年まで20年余りカナダのトロント市に在住。同市で日系新聞社勤務、日本語学校校長を務める。現在は翻訳家。訳書にマダネス『変化への戦略』(誠信書房)、ウォーカー『バタードウーマン』(金剛出版)、ディファジオ『帰るべき場所』(中央アート出版社)、キャラハン『TFT〈思考場〉療法入門』、フィリップス『最新心理療法』(共訳)、アンドレアス+アンドレアス『コア・トランスフォーメーション』(以上、春秋社)などがある。

▽四六判・並製
208頁


ISBN4-531-08146-3
初版発行 2005年7月


日本教文社刊

 

日本教文社トップページへ