アーネスト・L・ロッシ著 伊藤はるみ訳
精神生物学 サイコバイオロジー
心身のコミュニケーションと治癒の新理論
人間がもつ約2時間ごとの生体リズム「ウルトレイディアン・リズム」が生みだす自然なトランス状態を利用して、ストレスやトラウマが心身に刻み込んだ記憶・学習・行動のパターンを再構成し、心―免疫系―遺伝子の情報ルートを調整して自発的治癒を促進する、時間生物学にもとづく科学的な催眠療法のメカニズムを詳説。
あらゆる心身相関的な治癒の謎を解き明かし、新時代の心理療法理論を打ち立てた画期的労作。

【目次より】
第1部 心身のコミュニケーションの精神生物学
第1章・プラシーボ反応
第2章・心身相関的な治癒と、催眠における情報変換のプロセス
第3章・心身相関的な治癒と、催眠における状態依存学習
第4章・ストレスと心身相関的現象
第5章・心身コミュニケーションの新しい言語
第2部 心身相関的な治癒における精神生物学
第6章:心身のコミュニケーションと治癒の全体像
第7章:心による自律神経系の調整
第8章:心による内分泌系の調整
第9章:心による免疫系の調整
第10章:心による神経ペプチド系の調整

【著者紹介】 アーネスト・L・ロッシ Ernest L. Rossi, Ph.D.
臨床心理学者・催眠療法家。テキサス州ベイラー大学・生物学助教授。催眠療法家ミルトン・H・エリクソンに師事し、人間の生体のもつウルトレイディアン・リズム(超日周期リズム)と心身の情報ネットワークにはたらきかける催眠療法を考案、あらゆる心身相関的療法の解明と統合をめざす。欧米や日本などで講演・ワークショップを行ない、論文・著作多数。カリフォルニア州マリブ在住。
▽A5判・上製
480頁

ISBN4-531-08120-X
初版発行 1999年3月


日本教文社刊

 

日本教文社トップページへ