佐野恒雄著
お父さん出番ですよ
高度経済成長期以来、子育ては母親の分担とする雰囲気が一般化し、教育の場に父親の姿が見えなくなった。
一方子供をとりまく問題は次第に大きくなり、学級崩壊、学校崩壊という状態まで追い込まれたところもある。
そのような場に、父親が姿を見せただけで、問題が解決するという事例が多く見受けられる。
多くの事例を紹介しながら、父親の存在意義を明らかにする。

【主な内容】
お父さん出番ですよ
父親がそこにいたら
お母さんは見えるがお父さんが見えない
レッテルを貼りつけないで
父親は黙って見つめていた
好きこそものの上手なれ
後ろ姿の躾
生きて働く家族
堂々とお父さんをやろう
何が子どもたちを変えるか
フルネームで呼んでみたら
下水流しの省二
幸せ学級作り
割れ目があればそこから生命が出てくる
家庭の独裁者を演じる不登校
自分の善性を認められればそれが出る
亡父への一筆啓上
「東京見えたか! 上海見えたか!」
彼女の人柄判ったでしょう、お父さん
父性と支える母
無駄なことは何もなかった
三人の子の親父として
中学生に語る「愛の講座」
「違い」が生み出す新しい価値
学年長の講話
好きだったら結婚してもいいの
あだ花は実らず散る
ヴィーナスの恥じらい
後日談

【著者紹介】 佐野 恒雄(さの・つねお)
昭和9年3月生れ。昭和30年3月大分大学学芸学部卒業。同年4月大分県津久見市立越智小学校教諭として勤務。
以来大分県内の小・中学校の教諭を務め、昭和63年、臼杵市立下の江小学校教頭、平成2年臼杵市立上北小学校校長。
平成6年定年退職。以後臼杵市福祉事務所家庭児童相談室家庭相談員を委嘱される。生長の家教職員会大分教区会長。新教育者連盟大分支部長。
▽四六判・並製
256頁

ISBN4-531-06368-6
初版発行 2002年2月


日本教文社刊

 

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