呉善花著
日本の瀬戸際
沈没する日本 浮上する日本
先行きに大きな不安を抱く“瀬戸際”の世界と日本。 すでに行き詰まりを見せている欧米主導の世界システム。それに替わる新たな世界ヴィジョンは、欧米でもない、アジアでもない、日本の文化と伝統の中にあった。
ベストセラー『スカートの風』『日本嫌いの日本人へ』の著者が、日本人も知らない日本の可能性を世界に向けて発信する。

【主な内容】
◎「日本人は模倣しかしない」は大嘘
◎「正しさ」よりも「美しさ」を求める日本人
◎外来の文物はこうして日本化される
◎日本人の自己主張の弱さが意味するもの
◎間を取り合う日本の社会
◎すべてに神が宿るという日本のソフトアニミズム…他

【著者紹介】 呉善花(オ・ソン・ファ)
1956年韓国済州島生まれ。1983年大東文化大学に留学。以後、日本で日韓ビジネスマンの通訳、日本語・韓国語の教室の開設などのかたわら、東京外国語大学大学院修士課程でアメリカ・カナダ比較研究に携わる。十年以上の日本滞在で、反日意識から日本人と日本文化の理解者に転換。その過程をまとめた『スカートの風』(三交社)がベストセラーとなり、親日的評論家として一躍有名になる。
▽四六判・上製
240頁

ISBN4-531-06324-4
初版発行 1999年1月


日本教文社刊

 

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