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精進料理 春
そら豆飯
ひこずり
新わかめの薄衣揚
そら豆飯
材料 米3カップ、そら豆(さやからはずしたもの)1カップ、煎茶、塩
作り方 1.そら豆は塩茹でし、皮をむく。
2.お米は、煎茶の茶汁で常の水加減にし、塩を少々入れて炊く。
3.炊き上って蒸らす時に、そら豆を入れる。
注意 そら豆はやわらかく茹ですぎないこと。煎茶は二回位使ったら、かき揚げにしていただくと、口の中でお茶の香りが広がって美味しいものです。
ひこずり
材料 茹筍小1/2本、赤みそ、みりん、鷹のつめ1本、ごま油
作り方 1.茹筍は4センチ長さに切り、薄く縦に切る。
2.鍋にやや多目のごま油をひいて、筍を炒める。
3.赤みそとみりんを合わせ味を調節する。
4.筍に油がまわったら、みそを入れ、全体にからまったら、種を取り薄く切った鷹のつめを入れ、1〜2分炒める。
注意 みそは筍の1/3量位がいい。
新わかめの薄衣揚
材料 わかめ適量、蕗一本、片くり粉、小麦粉、酒、油
作り方 1.干しわかめは7〜8センチに切る。蕗はすじをとり、4〜5センチに切る。
2.片くり粉と水を合わせ、固めの衣を作り(うまくできなければ小麦粉でもいい)、わかめが細ければ2〜3本を衣につけてパリッと揚げる。
3.小麦粉と酒を合わせ、塩少々を加え衣を作り、蕗三本くらいをとり、中温で揚げる。
注意 塩漬けわかめは、水洗いし干してカラカラに乾燥させてから使います。衣が白くて、わかめを一口噛んだ時パリッと折れるのが理想的で、揚げ方が悪いとやわらかく噛み切れないで飲み込むようになります。
蕗の衣に塩を加えるのは、つゆをつけずにいただくためです。
川口宗清 講師から

ちょうどそら豆があったので、さっそく求め豆ごはんを作りました。
うれしいことに、わたくしどもが住む稲村ヶ崎では、新わかめの干したものが手に入ります。それを適宜に切って(7〜8センチに切る)、薄衣につけてパリッと高温で揚げるのです。
ひこずりのいわれはわかりませんが、禅寺では初夏になると、これをよくいただきます。作り方は簡単です。薄切りに切った筍を油で炒め、そこへ味噌と少々の鷹のつめを入れて、いただくのです。
僧堂ではこれが出ると、食がすすむとみえて、みんな思い切り食べるのです。ごはんのおかず、酒の肴にもってこいだと思うのです。素朴な味の中に、大地の香りがかすかに残っていて、みなさんに喜んでいただけます。
筍もどちらかといえば孟宗竹全体をいただけるのです。先の部分は和え物に、根の部分もすりおろしてお団子のように丸めて油で揚げて、おつまみにして全部使いきります。
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