アンドルー・ワイル著 上野圭一訳
人はなぜ治るのか <増補改訂版>
現代医学と代替医学にみる治癒と健康のメカニズム
偽薬の治癒力、互いに矛盾する各種代替療法の効果──人間の「癒し」に潜む謎に、米国心身医学の権威が挑戦。唯物論的な医学の限界を示し、医学の未来像を考察した名著! 増補改訂版

【目次より】
1 治療と治癒──ホメオパシーの不可解な治験例
ホメオパシーで治った?/類は類を治し、小は多より大なり/ホメオパシーはなぜ効くのか
2 健康とは何か
<健康>とは<全体>である──<完全>としての<全体>/<健康>とは<全体>である──<平衡>としての<全体>/健康と病気の十大原理
3 治癒とは何か
治癒の本質
4 奇々怪々の諸治療法総覧──あなたはどれを選ぶか
アロパシー医学/三代異端医学──オステオパシー、カイロプラクティック、ナチュロパシー/東洋医学/シャーマニズム、マインド・キュアー、信仰療法/心霊治療/ホリスティック医学/クワッカリー(にせ医療)/すべての治療法に共通するものは何か
5 心とからだ
イボはなぜとれる/プラシーボ反応/活性プラシーボとしての医療/心がもつさまざまな力
6 紀元二〇〇〇年の健康と治癒
医学者が物理学者から学ぶべきこと/二一世紀のニューメディスン

【著者紹介】 アンドルー・ワイル
ハーヴァード大学医学校卒。医学研究者、臨床医、アリゾナ大学医学学校社会医学部副部長。代替医学・民族精神薬理学・心身相関・自然治癒の実践的研究での世界的な権威。著書に『太陽と月の結婚』(日本教文社)、『癒す力、治る力』(角川書店)、『ワイル博士のナチュラル・メディスン』(春秋社)他がある。合衆国議会「がんの代替療法研究委員会」の評議員でもあり、医学研究と治療分野での功績により、「ノーマン・E・ジンバーグ賞」を受賞。

【訳者紹介】 上野圭一(うえの・けいいち)
1941年生まれ。早稲田大学英文科卒。東京医療専門学校卒。翻訳家・鍼灸師。総合健康研究所主宰。日本ホリスティック医学協会理事。著書に『ナチュラル・ハイ』(海竜社)、訳書に『太陽と月の結婚』『ドクター・オイルの現代アメリカ健康学』『がん──ある<完全治癒>の記録』(日本教文社)、『ワイル博士のナチュラル・メディスン』『クォンタム・ヒーリング』『癒しのメッセージ』『ヘッド・ファースト』(春秋社)など多数。
▽四六判・上製
404頁

ISBN4-531-08076-9
初版発行 1993年


日本教文社刊

 

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